台風21号の影響で、我が家は9月4日の14時すぎから9月6日の14時すぎまで48時間停電しました。

 普段、我が家、まあまあ防災意識の高い方だと思うのですが、正直なところ、こんな長時間の停電は想定していませんでした。

 

 断片的な話ばかりになりますが、覚え書き的に記録しておきます。

 

 

 停電が始まったときには、外の風雨はとても激しかったのですが、まだ薄明かりはある時間帯なのが救いでした。

 停電状態が20分ほどすぎたところで「これは長期戦になるかもしれない…」という嫌な予感がしたので、外の光があるうちに用意できることをしはじめました。

 

 まず、トイレ。

 我が家にトイレは2基ありますが、メインで使っている方の便器の動作が止まりました。操作系統が電気だったことに今さら気づきました。

 

 今こそ避難訓練で培った知識で、簡易トイレを作るべきとき。

 段ボール箱にまず大きめのゴミ袋をしき、

 その上に袋を重ね、猫砂を入れました。

 一回ごとに袋をしばって固形物として捨てることができます。

 

 …が、幸いにしてこの簡易便器は使わずに済みました。

 すぐに、もう一基の便器が電気を使わずに済むタイプのもので、しかも断水もなかったので、通常通り使えることがわかったからでした。

 

 つぎに電源の確保。

 明るいうちに家中の懐中電灯を集めました。

 

 東日本大震災以来、私の目覚まし時計には手回し式のラジオと懐中電灯、携帯電話充電機能がついているものを使っています。

 実母たんのガラケーはこの手回し式充電器を使うことができました。

 

 決して実用レベルというわけではないのですが、ないよりはマシ。

 

 ややもすれば外の様子を見たがったり、テレビを見たがったりとうるさく騒ぐ実母たんに「充電器を回す」という手仕事のミッションを担ってもらえたのは、彼女のストレス解消にもなったようで良かったです。

 

 以前に、少年がテレビの防災情報で「ペットボトルや瓶の水を懐中電灯で照らすと、光が拡散されて明るいよ」という知識を得てくれていたので、その情報を活かすことにしました。

 

 余談ながら、これが大地震などによる停電だと、余震か気のせいかを確認するためにも、ペットボトルに水を張って水平なところに置いておくということが役立つようです。

 

 キャンプやウォーキングの時に活用していたネックストラップ型のLEDライトがものすごく役に立ちました。

 光源をとるだけなら懐中電灯やスマホでことがたりるのですが、「食事の用意をする」とか「着替えを探す」などの動作は両手を使うので、ハンズフリーであることは大事だなと痛感しました。

 

この時点で、すぐにamazonに家族の人数分追加発注したら、翌日には届けてもらえて助かりました。もしこのときの私の判断が遅れていたら、そのあとの北海道の震災で品薄になっていただろうと思います。無駄な買い占めではないので許してね。


 

 ろうそくも大活躍しました。

 サラダ油を瓶に入れ、ティッシュで芯を作る「サラダ油ろうそく」も、少年が教えてくれたので、いちど試してみることにしました。炎は不安定なので目を離すには不安ですが、なるほど、こういう活用もアリだなと思いました。

 

 ただ、おおきな震災のあとだと、余震のおそれもあるので、ろうそくを使うのも状況によりけりだなと思いました。

 燃えやすいものがまわりにないかよく確認して、目を離さずに使わなくてはいけません。

 停電でテレビをはじめルータ等の電子機器類やMacが使えず、情報源はiPhoneがメインでした。

 ただ、お風呂やアウトドアで楽しめるポータブルテレビが2台あったことが、今回ものすごく役に立ちました。

 それらわずかな情報源の電源を(日光がある時間帯だけでしたが)太陽光発電から充電を取ることができたのも、不幸中の幸いでした。

 
 ガス、水道が通常通り使えたことも、幸いでした。

 ただし、台所でガス火で調理をすることはできても、換気扇が使えなかったですし、手元も暗かったので、調理等は困難でした。

 数日前の自分のブログでは「リフォームの機会があればIHもいいな」などと書いておりましたが、どっこい、こういう非常時にはやはりリスクを分散させておくに限る、と認識をあらためました。

 

 ほんの数日前だった「防災の日」に、備蓄食料の賞味期限を確認して新旧を入れ替えていたことも、自分に金一封をあげたいくらいの大手柄でした。ローリングストックを意識していて本当に良かったです。

 

 お風呂。給湯器のシステムに通電しないのでお湯をはれませんでした。

 停電初日は「もうちょっと待てば復旧するかも」という淡い期待もあったので、家で水風呂に入りました。

 ただ、髪の毛を洗ってしまうとドライヤーが使えなくて泣くだろうなと思い、備蓄していた「水を使わないシャンプー」でしのぎました。買っておいて良かったです。

 

 とはいえ、まだまだ暑い時期でしたし、風雨の中外で作業をすることもあったので、お湯で体を洗えないことがこんなに苦痛とは初体験でした。

 

 停電2日目。とはいえ仕事はあるので、出勤しなくてはいけません。 

 洗濯物はオットたんにコインランドリーに行ってもらいました。

 

 職場の人たちから聞くに、こんなに長時間の停電は我が家のエリアだけのようでした。

 職場でもモバイルバッテリーを充電させてもらう許可を得て、助かりました。

 

 勤務時間が終わって帰宅しても、まだ停電から復旧しておらず、さすがにお風呂なし生活2日目は辛かったのでスーパー銭湯に行きました。少年は大喜び。

 

 夜になると家の周り一帯が暗く、本当に手元以外何も見えません。

 こういう夜は早めに寝るに限ります。

 21時過ぎに就寝。

 

 クーラーが使えないので、窓を開け放して眠っていたのですが、日が登り始めると目が覚めてしまいます。

 夜にできなかった様々な家のことを早起きして作業するか…と早めに起きると、北海道で大震災があったとiPhoneに通知が来ていました。

 

 これはこれでものすごく心の痛むことで、我が家が経験した停電の経験を北海道のお友達に伝え、はやめに懐中電灯等を確保するようにおすすめしました。

 

 続報が入るごとに、北海道の電力状況のシビアさを痛感。

 とはいえ、我が家の停電も続いているので、どうにもこうにもにっちもさっちもという状況でした。

 

 胆振に住む親戚とも連絡がつながりません。

 少年の人生経験として良い機会だとも思い、災害伝言ダイヤルを使ってみることにしました。

 

 少年の小学校も2日連続で休校でした。

 

 9月6日の14時過ぎ、停電開始から48時間目でようやく電力が復旧しました。

 

 冷蔵庫、冷凍庫の中身でいくつか処分を余儀なくされたものがありました。

 が、ここでも不幸中の幸いが重なりました。

 夏休みに、私がオキシウォッシュでのお掃除にはまっていたため、冷蔵庫の棚などをきれいに掃除したあとだったので、被害が最小限で済んだのでした。

 

 冷凍庫も、アイスが全滅した程度の被害ですみました。

 

 冷凍庫スペースのほとんどをしめていたのが食パンでした。

 48時間、ほとんど冷凍庫を開けずにいたので、なんとか普通に食べられる状態くらいで残ってくれていました。

 とはいえ、再冷凍するわけにもいかず、そのまま食べるには量が多すぎだったので、全部ラスクに加工しました。

 職場でモバイルバッテリーを充電させてもらったり、心配して下さってお手持ちのモバイルバッテリーを貸し出すと申し出て下さった方もいたので、お礼のご報告かたがたラスクをお裾分けしました。

 

 災い転じて福となすという話でまとめるなら、普段お話ししないような、顔見知りレベルの方々とおしゃべりできたことが収穫だったと思います。

 

 これだけの広域停電のことなので、電力会社さんも大変だったのだろうとは思いますが、公式サイト等での情報がほとんど実生活レベルでは使えませんでした。小学校の集団登校の保護者LINEグループの情報でずいぶん救われました。普段から近隣の方と情報共有をすることって大事だなと再認識しました。

 

 オットと私の災害体験も新しい体験がいろいろありましたが、今回は少年が普段から「科学漫画サバイバルシリーズ」を愛読していたり、児童館の野外活動サークルで知識を得てくれていることに随分助けられました。成長を感じます。少年がこれから生きていく時に、さらなる想定外の天災があることと思いますが、ひとつひとつの経験を蓄積して活用していってほしいなと思います。

 

 我が家の停電被災は、ひとまずこれで収束しましたが、まだまだ台風による停電、また、地震による停電で大変なエリアも多いことと思います。どうぞ電子機器も心身も「消耗させない」ことを第一に、温存してください。

 

 復旧作業にあたる人たちのお働きも守られますように。

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