一昨日から断続的にはなちゃんが吐いていて、昨日一日は様子を見ていたのですが、夜になってもおさまらずに数時間おきに胃液を吐くようになったので、夜明けを待って動物病院さんにかけこみました。9時がなんと待ち遠しかったことでしょう。
思い当たるのは唯一、一昨日に彼女にあげた猫の缶詰。
試供品でいただいたものを無意識にあげてしまったのですが、いつもの食べ慣れたものをあげていれば、こんなにはなちゃんが苦しむことはなかったのかもしれない…と思うと、自責の念にさいなまれます。因果関係があるかないかはわかりませんけれど、中国産だったことも気になります。(ちなみにみーくんとさっちゃんは、一食分は食べてもへいきのへいざでしたが、念のためにその後はあげていません)
嘔吐をするとき、アホ猫みー太郎などは、自分の苦しみを私たちに顕示すべく「こんなにくるしいねんど!オラ!」とばかりに、私たちの目の前にやってきて堂々と吐くのですが、はなちゃんはいじらしくも、それまで一緒に私たちと同じベッドで寝ていても、やおら立ち上がって、お布団を避けて床で吐いてくれるのです。そしてそっと、普段は絶対に行くことのないようなお部屋の片隅に移動して、ひっそりしています。
目の開いていないような生まれたてのはなちゃんを拾った直後も、こんな調子の悪いときがあって、その時には私が出勤中にソファの下に隠れてしまっていたのでした。私が帰宅したときには、はなちゃんは家の中で行方不明になっており、必死に探したことを思い出します。やっとソファの下から見つけたときには、片手で乗るほどだった小さなはなちゃんが、脱水症状でふるえることもできずにぐったりしていて、本当に、この子は死んじゃうんじゃないかと泣きながら動物病院に向かったものでした。
もう一つ思い出すのが、私が6才の時に亡くなったマルチーズのミーちゃんのこと。長生きでしたけれど、晩年は白内障を患って寝たきりだった彼女は、死に際を家族に見せるまいと最期の力をふりしぼったのでしょう、行方不明になって数日後、近くのしげみで小さな遺体になっていたのでした。
具合の悪いはなちゃんが、部屋の目立たないところでひっそりしていると、縁起が悪い話と思いながらもついついそんなことを思い出してしまいます。
はなちゃん、辛いときには辛いと言って良いんだよ。
ママちゃんははなちゃんがどうなっても、はなちゃんを介護してあげるからね。
でも、はやくよくなってね。
もう二度と、食べ慣れないもらいものははなちゃんにあげないからね。ごめんね、ごめんね、ごめんね。
- 2009.11.07 Saturday
- 猫のこと
- 11:20
- comments(2)
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- by i子
あ、朝は9時ではなく8時半からです・・・。