オットが「このエントリについてどう思う?」と宿題をふっかけてきたので、昼寝しながら考えました。


そんなこんなで少し落ち込んで「なんだか実のあることが何もできないわ」とグチをこぼしてしまいました。
すると、jkondoが、
「時くん(息子の名前)を大きい人間にすること。それが一番の実じゃないか」
と言いました。
そうかあ、そうだよなあ。私、今すごいことをやってるんだ。息子とはてな、両方とも大きなプロジェクトだなあ。何をグチってるんだろう、私。と妙に納得して胸のあたりがスウッとしました。


 オットとしては「ヨメが『読書や仕事をする時間がほしい』と言うてはるねんやから、ダンナが育休取るとかして育児を助けて、ヨメに時間をプレゼントせえよ、ヨメもヨメで、そこで納得してダンナに騙されなさんな」という主張。

 私も、ほぼ同感ではあります。

 っていうか、オットがそういう感覚の持ち主であることを再確認して惚れ直しましたラブラブラブ

 という我が家ののろけ話はさておき…

 オットと違う点で考えたもう一つの視点は、この女性が本当に欲しいのは、実は「読書する時間」や「会社での仕事」ではなく、「今自分が取り組んでいることに対する具体的な評価、あるいはねぎらい」なのではないか、ということ。
 それならば、この女性が感じるように「胸のあたりがスウッとした」という感覚は実によく理解できます。

 そう思うと、「今自分が抱えているモヤモヤ」の実態が何か、ということを見極め、それを的確に他者に伝えるというのは意外に奥深いことかな、と思ったりします。

 私も、(今はだいぶましになってきましたが)ちょっと前まで、自分でもコントロールできないモヤモヤに振り回され、心身ともにヘトヘトになっていました。
 オットや、助産師さん、お医者さんにこのモヤモヤを伝えて、なんとか助けてもらいたい、自分でも状況を改善したい、と思いながら、何がモヤモヤの根本なのかを言葉にできない、自分でもわからない、というときが一番辛かった。

 見かねたオットが「心療内科に行く?ちゃんとカウンセリング受ける?」と心配してくれるのですが、自分でも自分の気持ちが言葉にならないのに、カウンセリングにかかっても無駄だよーなんてまた泣き出したりして。

 でもやっぱり自分でももう限界、という時に、とりあえず何かお薬の処方の相談もできるかもしれない…、とかかりつけの産院を訪ね、お客さんが他にいなかったことを良いことに、助産師さんや先生に2時間近くぐずぐず話を聞いてもらいました(←そしてまた聞き出してくださるんですわ、上手に)。
 自分で話しながらようやく自分の奥深くにあったモヤモヤが見えて、言葉にすることが出来て随分スッキリしたのでした。現段階ですべて解決した、とはとても言えませんが、少なくとも方向性は明らかになったのです。

 自分の話での余談が過ぎました。

 ともあれ、「今自分が求めているものが何か」をパートナーなり、サポーターなりに伝えて、よいコミュニケーションを取ることができるかどうか、っていうのは、その前段階で「自分が求めているものが何かを自分がわかっているかどうか」にかかっているのだなあ、ということを改めて考えた次第です。

 それは中の人のことや育児のことだけに限ったことではありませんが、こと妊娠・育児に関しては「それ自体が喜びに溢れている『べき』もの」のような空気と、自分自身の正直な気持ち(「ほんとはしんどいよー」とか「身軽にふつうの服を着て外出したいよー」とか、それがたとえ一見、どんなくだらないことであるにしても)とのギャップもあるので、自分の正直な気持ちを、おいそれと他者に言いづらい、というところがあるように思うのです。(その他者がどんな思想信条の持ち主かわかりませんもんね。下手にこじれたら宗教論争になりかねません)。

 なので、くだんの女性が、パートナーの一言で「胸がスウッとした」と言うのは、一見、一足飛ばしのような気はしますが、パートナーが上手に女性の言葉の深層をくみ取ったのであれば、それはメデタシメデタシなのではないかと。

 ただ、危険なのは、パートナーが論点のすり替えをして女性をなだめている場合。
 女性が「本当の本当に、読書する時間や仕事する時間」を求めているのならば、「パートナーの誤解を解いて、育休を取ってもらって子どもを託し、自分の時間を確保する」ことをきちんと主張する必要がある、ということです。

 胎児を胎内で育てることと、母乳を与えること以外のことは、母親でなくてもできること(極論、それすら外注する人もいるわけで…)。
「する」「できる」にこしたことはありませんが、「しなければならない」と思いこんで自分を追い詰めることは、私自身は出来る限り避けたいなー、と思います。それは、自分のためにも、小さい人のためにも。
 きっと小さい人も「この人、強迫観念でやってるよなあ」とか「したいことはして、笑顔でいてくれるほうが助かるなあ」なんてことは敏感に察するのではないかと思ったりします。自分勝手な考えでしょうかねー。

Comment
あー、そうそう、そうだよね。
「自分の時間が欲しい」のか、「時間が無くて大変だね」と誰かに言って欲しいのか、いや、もしかすると、「偉い!頑張ってる!」」と言って欲しいだけなのか??と自分でもよく分からない今日この頃です・・・。自分でもよく分からないことを私以上に疲れているパートナーに言ってもダメなのよね〜。でも、言っちゃうのよね〜。

そうそう、あそこの産科の先生、優しいですよね!
私も以前、グチグチ聞いて頂いたことがあります・・・。





  • なごみみつま
  • 2009/03/11 19:16
なごみみつまさま)
 ほんと「自分を知る」って難しいですよね。
 でも、人と良いコミュニケーションを取る第一歩って、やっぱり自分の気持ちを直視して、それを言葉にして表現することでしかないんですよねー。お互い頑張りましょう〜。

 それにしてもあの先生は、本当にすごい先生です。
 いつも「『実るほど頭のたれる稲穂かな』とはこういう方のことを言うんだなー」と思ってお見上げしています。
 産婦人科にかかわらず…っていうか、むしろ他のどの科よりも辛い産婦人科だからこそ、かなあ?、これまでかかったお医者さんの中で一番好き(はーと)。
  • i子
  • 2009/03/11 23:14





   
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