ファイリングの古典

 このところの私の作業スペースの整理については、おもに「夢をかなえるファイリング(小野裕子著)」を参考にいたしましたが、そもそも、この数ヶ月、「整理しよう!」と思い立ったきっかけは、梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」を再読したことでした。この本、1969年初版の、現在じつに77刷。日本におけるこの手のノウハウ本の古典といってもいいでしょう。

 確か私がこの本を初めて読んだのは、高校生か大学生の時。
 そのときは「ふーん、だいがくにはいったら、こういゆうふうにおべんきょうするねんや」と、こんなていどの幼稚な感想を抱くのみにおわり、たいした活用はできなかったのですが。

 しかし、10年(!)の時を経て、つい先日再読した折には「そうそう、情報をこうやって活用したいのよね」と、自分の生活に重ねて考えることが多々ありました。しかし、40年近く前の古典でもありますから、使う道具が廃れていたり残っていたりで、そのまま実践に移行するには至らず、実践の際には「夢をかなえるファイリング」を参考にさせていただいたのです。

 しかし再読して、あらためて驚いたのが、40年前にすでにこのように情報をデジタル管理しようとしていたという梅棹氏の慧眼と、当時から「今後の学校教育では、このような情報整理や活用の手法を教授することが必要となるだろう」とあるにも関わらず、いまなお学校現場において、そのような教育はなかなか実現していないということの二点。大学生といわず、高校生くらいになったら、こういう「技術」をシステマティックに学ぶといいんじゃないかなぁ。履修逃れだなんだかんだ、という話もあり、しなくてはいけないことが多いんでしょうけれど、こういう「技術」があると、お勉強も、急がば回れ、で効率よく進むと思うんだけど…。少なくとも、新入社員研修とかではもっともっと取り入れられても良いと思う。

 また、梅棹氏は「これからは家庭の主婦も情報の管理と活用が必要となってくる」とも提言。40年前の主婦だなんて、おそらく今よりももっともっと家庭でするべきことが多くて(家事の電化だって進んでなかっただろうし)、かといって管理すべき情報なんて今よりは少なかったんではないかと思う。回りくどい言い方だけど、いまの主婦の方が、家事は(一般的には)ラクになり、管理すべき情報は増えている。40年前よりもずっとずっと、氏の提言は重みを増していると、私は思うわけです。

 ともあれ、梅棹氏にしても、小野女史にしても、主旨は一致していて、情報は「しまいこむ」のではなく、「活用」して、さらには何かをクリエイトしてナンボ、ということです。整理をすることが目的なのではなく、活用、創造することを目的として整理する。

 私もだいぶ整理ができたので、今後はこれを運用しつつ、細かい点を軌道修正しつつ、自分の仕事を進めていこうと思います嬉しい

Posted by i子 at 14:57 | ライフファイリング | comments(0)

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