ちび太郎をかわいがってくださる老婦人が、ご自身の絵本コレクションの中から「ちび太郎さんと同じお名前の子が主人公だから」と古い絵本を下さいました。

 その絵本の主人公くんが、親の欲目も含めても、ちび太郎に似ている気がして毎日嬉しく読んでいます

 その絵本は三部作で、婦人にいただいた以外の残り二作も入手したい…と思うのですが、残念ながら絶版しているので、地道〜にweb古書を探しています。

 今日、ようやく一冊をゲット。割と状態も良かったので嬉しい

 もう一冊そろえたら、コンプリートなんだけどなー
 長期戦の構えで粘ります。

 以前に、こぐま社の社長をされている佐藤英和さん(こぐま社の社長ですが、クマではなく人間でした)の講演会で、「子どもに愛されれば愛するほど絵本は形をなくす」という話を伺ったことがありますが、古本で絵本を探していると、ほんとうにそうだなあ、としみじみ思わされます。

 

  今日は、ちび太郎のヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・三種混交ワクチン(2回目)をまとめて接種させてもらって来ました。路面があまりにもツルツルだったので、往復タクシーで行って正解私がケガをしたら、また節約どころの騒ぎではなくなっちゃうので、安全を買うと思って無理しないようにしないとね…。

 この病院には、妊娠中にも長らくお世話になっていて、院長先生と助産師さんにはたいへんお世話になったので、いちどちび太郎の成長をご報告がてらご挨拶に…と思い、産婦人科にも立ち寄ってみましたが、残念ながら、担当して頂いていた助産師さんは退職をされていました。

 感謝の気持ちを伝えたいと思うときに、こういうことを知ると「せつない」なぁ、としみじみ思います。イカ街から遠い街にお住まいの方で、単身赴任でお勤めされていたことも知っているので、いずれまた、お手紙をお送りしようと思います。

 そんなせつなさを味わいながら、病院を出ようとしていたら、支払窓口で思いがけない方から「i子さーん」とお声をかけていただきました。1月初旬に出産予定と伺っていた知人です
 お友達、という間柄でもなく、彼女の職場に私が不定期に関わっている、というレベルの方なので、ご出産の報まではまだ伺っていなかったのでした。こんな機会にお会いできて嬉しかったです

 生きていると、さようならもたくさん経験しますが、こんにちはもたくさん経験できるものだなあ、と少し元気を分けてもらえた気がします

 新しくこの世に来られた赤ちゃんが健やかに育たれますように、ご両親もお元気でありますように、心からお祈りします


 おかげさまで、ちび太郎が1歳を迎えました。

 おなかからニョコっと取り出してもらったときには、昆虫みたいだったイキモノが、今やちっこい人間みたいになって泣いたり笑ったりしているというのはとてもamazingです。
 1年なんていう時間、大人2人(と大人猫3匹)で暮らしていると、うっかりするとすぐにどっか流れていっちゃうようなもんですけど、この1年間は面白かったな。ともあれ、赤子には病気も事故もなかった(赤子を背負いながらの猫の緊急通院は何度かあったけど…あれは大変だったなー)ことには感謝以外の言葉が見つかりません。

 ちびよ。きみも一歳児としての自覚を持って、立派な赤子として健やかに成長するのですよ。

 私たちもちびを選んで産んだわけではなく、逆もそうで、誰しも人生って、こんな理不尽なマッチングから始まってるもんなんだなーと思います。でもまあ、縁あって何年かともに過ごす人生航路、せめて楽しく過ごしたいし、その航路は凪の日も嵐の日も守られて導かれていることを信じて生きていきたいものです。

 私はとても幸せです。

(ちなみに)
 画像のケーキふうの食べ物は、土台はバターロール生地をカナッペモールドで焼いたものです。クリームに見える部分は、水切りしただけのプレーンヨーグルトです。webのレシピを利用させてもらいました。

 ある勉強会に連続して参加しています。
 受講時間が夜なので、いつもは帰宅してくれるオットにタッチ交代で赤子を見てもらい、私一人で出席しているのですが、今日はオットが終日忙しく帰宅時間が遅くなるので、はじめて託児を依頼することになりました。

「託児付き」と明記された勉強会ではあるのですが、これまでどうやら託児の実績はなかったのではないかと思われるような「えっ、そうですか…託児ですか」という受付の人の狼狽ぶりに私も不安になりつつ、申し込みをしたのが先週のことでした。

 自分に赤子がいなかったときと今とに比べて、視点がかなり変わったな、と思えることの一つが、託児や保育についての見解です。

 自分の子がいなかったときには、一般論として、託児や保育はもっと活用するべきものだと思っていました。それは仕事や勉強という、いわばまっとうな理由があってのことだけではなく、もっとカジュアルに、ショッピングや美容院、エステ、子どもを抜いてのパートナーとのデートでもいい。祖父母や親戚などの保育のアマに頼らなくてもいいような(むしろ私たちなんて地理的に頼れませんからね)、適切な保険とともに保育のプロに預けるのは良いことだと無条件に考えていました。

 そういった選択肢があるべきだ、という思いは、今も変わりませんし、社会への提言は続けなくてはいけないと思っています。

 ただ、個人的に見解が変わったのは、そのような選択肢が、(たとえば料金やサービス内容といったことで)選択できる条件の下で目の前にあったとして、自分が利用するかどうかということです。
 つまり、しないな、できる限りしたくないな、と思うようになった。

 いずれ二本足で立ち、私たち夫婦のもとから自立していく存在の我が子を、今ほど無条件に抱きしめていられる時間は人生の時間の中でものすごくものすごく短い時間なんだな、この幼さと優しい時間をしっかりと楽しまないとな、と思えるのです。

 とはいえ私にも(もちろんオットにも)社会生活があって、これからのビジョンも欲望もある中で、限りのある24時間、子どもと向き合う時間と自分の刃を磨かなくてはいけない時間の折り合いをつけなくては前に進めません。
 また、もっと待ったなしに我が子を保育に預けて働かなくてはいけない状況の人も多いことも、重々知っているので、繰り返しになりますけれど、社会においては託児、保育の選択肢はもっと増えるべきだと考えています。「サービスが存在していて、それを利用するかしないかをユーザが主体的に選べる」状態が理想であって「サービスが存在しないから選ぶどころの話ではなく、子どもの存在が父母(特に母)の負担になる」であってはならないのです。

 それにしても、はじめて託児に出す時の不安なんて、これまで想像したこともなかったなあ。
 託児に出せるようになると楽になるとばかり思っていました。子どもを誰かに預けたからといって何かが楽になるわけではなく、むしろ心配も増えるんですね。
 手放すことにも、こんなに勇気が必要だなんて。

 私の心配をよそに、ちび太郎はきちんと資格をお持ちの保育士さんのもとでずっと上機嫌だったようです。ひろーい安全なお部屋をハイハイし放題、数あるおもちゃを占有、保育士さんとマンツーマン、なんていう贅沢な90分を過ごし、迎えに行ったら即、コテンと寝てくれました。保育士さんとその後あれやこれやと情報交換をさせていただくこともできて私にとっても有意義な機会となりました。
 育児は育自、だなんて、ほんとによく言ったもんだな、と思わされるできごとでした。

(あ、私の場合とは逆パターンで、「出産前はできる限り自力で頑張ろうと思っていたけれど、やっぱり肉体的だったり精神的だったりで大変だから、人やサービスの助けを借りよう」と考えを変える人もいることでしょう。誰しもに考えを変える権利はあります。大事なことは「自分はこうあるべき」「出産や育児はこうあるべき」的な思いこみをできるだけ減らして柔軟に生きること、周囲の環境と適宜コミュニケーションをとって適応していくことかなと)。



 最近、ちび太郎が西村の衛生ボーロを食べられるようになってきました。
 ちびと一緒に食べていると、私も小さい頃、祖母と一緒に食べてたなあ、ということをほんのり思い出します。

 こういう瞬間って、懐かしくて新しくて不思議な気分になります。
 いつかちびが親になったときにも、同じようなことを思ってくれますように。

 ボーロって実は簡単に手作りできちゃうので、今度、私の大好きなつぶつぶデンプンで作ってみよう。


▲「なんか、みんなにわらわれてるきがするねんけど、なんで?」


 赤子のインフルエンザ予防はなかなか難しそうで、ともあれ不要不急の外出を控えることと、大人の側の徹底予防につきるなあ、そしてマスクは気休めにすぎなくて、うがいと手洗いがなによりだということは重々!承知はしているのです。

 です、が…

 ついつい、できごころで作ってしまいました楽しい
 意外にちび太郎、このマスクを着用してるとごきげんです。

 育児を「頑張る」「奮闘する」という表現に、私はものすごく違和感があって、少なくとも私は、育児そのものに対しては頑張ってもいないし奮闘もしてないなぁ、と思いながらつらつらと考え事をする今日この頃です。

 赤子連れで出かけた際にお茶を飲む場所に困って、そういえば新聞広告で、とあるホテルが「育児奮闘中のお母さんを応援します!」と宣伝していたことを思い出し、そこならきっとお手洗いにおむつかえスペースがあるかしら、お茶のついでに作業ができるかな、とラウンジに入店したところ、残念ながらホテルのどこにもおむつ替え装置はありませんでした。(ホテルの方に伺うと、バックヤードに通していただいて無事おむつ替えはさせてもらうことができましたけれど…、なんか、こうなると「すみません、すみません、ご面倒なことをお願いしてしまいましてすみません、どうもお邪魔しました」という肩身の狭い思いになるものです)。

 応援の言葉は有難いです。
 が、「育児」そのものに対して奮闘したいわけでも頑張りたいわけではなく(それは目的ではありません)、特別扱いをされたいというわけでもない。子どもと一緒に「普通に」いられるようなハード・ソフトが必要なんだなあ、と思います。(言うまでもないことですが、そのサポートの必要性は子ども連れの親だけではなく、何らかの介助が必要であるすべての人に対してです。マイノリティに対するサポートは後回しだったりおざなりだったりになりがちなんだなあ、ということを改めて考えさせられます)。

 それにしても、親が(とくに女親が)「頑張る(れ)」「奮闘する(しろ)」方向で当人たちの不安を煽らないと、少なくとも育児産業は儲からないんでしょうね〜。以前にある方のブログで読んだ、その方にとっての違和感も思い出しあらためて共感しました。

 育児に限らずですけれど、この国の人は女性に頑張りを期待しすぎですよ。普通でいさせてよ。たいていの男性が、結婚していようがいまいが、子どもがいようがいまいが、普通に仕事をしているように。

 とはいえこの「違和感」は、ネタ帳に書き込んで温めておりますイヒヒ
 人生、いたるところにネタありグッド

 来月の帰省(赤子1人と猫3匹を引き連れての大キャラバン)まであと一ヶ月となり、浪速の義母も古都の実母もボルテージがぐいぐいあがりつつあります。もはや彼女らにはちび太郎しか見えていません。

 先日のエントリでも書きましたが、もはやオットと私は、ちびの初のお国入りの際の運搬係か篭かきさんくらいにしか思われていなくて、なんだかとても寂しい。もう自分はあの家にとっていらない子なんだ、うえーん、と、オットと2人慰め合っています。

 オットも私も長男長女。まして私など一族の最年少でかつ一人娘。
 これまでは自分たちが一族の中の王子様、お姫様で蝶よ花よとちやほやされてきたのに(それは言い過ぎか?)、一夜にして我が子にその座を奪われているのですから。
 
 こりゃまさにクーデターですよ。

 
 
 


 霧雨で残念でしたが、開拓街の親戚宅に行って参りました。


 鯛のおかしらつきとお赤飯とで、ちびの百日を盛大に祝っていただきました。感謝。
 とはいえ、ちび太郎が口にしたのは茶碗蒸しをちょろり、と、おすましをちょろり。
 残りはスタッフが、…もとい、チチハハが美味しくいただきました(笑)。


▲なにげにめちゃおいしいザンギ

▲小さいサイズが嬉しかったウニ丼

▲ご長寿猫のミケちゃんに長寿の秘訣をインタビュー


 お店が終わったあと、「どこの誰の子かはわからんけど、なんだかあの家では赤ん坊の百日を祝っているらしい」という風情で、なんとなーくご近所からワラワラと人が集まってきて下さったのが牧歌的で面白かったです。夫婦二人ででも、鯛やごちそうを並べることはできなくはないですけれど、オットの親戚や、どこのどなたかはわからないものの、なんだかいろんな人に祝っていただけて本当に嬉しかったです。

 特に、義母の妹にあたる叔母が「i子さん、いまも楽しいだろうと思うけど、これからもっと楽しくなるわよ!」と言ってくださったことがしみじみ嬉しかったです。

「赤ちゃんが歩き出したら大変よ〜」「学校に行くようになったら大変よ〜」的なことを言われることは多々あって、どれも経験に基づく真実なのだろうとは思うのです。でも、そんなことは容易に想像ができていて「大変だろうなあ、げんなり」と自主的に思うこともよくあるのです。

 そんな時に「とにもかくにも、これからもっと楽しくなるわよ!」って無条件に言われるほど心強いことはありません。

 義母も好きだけど、この叔母も大好き。
 オットと結婚できたことで、いい方たちとご縁続きになれて、ほんとうに私は幸せ者です。

 子どもがいなかったときから、「かわいいな〜」と思って目していた、ネフ社のリングリィリング。自分用に購入するほどでもなかったのですが、我が家に赤子もやってきたことだし、晴れて本来の目的通り使えるな、と購入に踏み切りました。
 その際に、このリングリィリングと色が合うわ〜、と、ハイメス社のおしゃぶりクリップも同時購入してみました。

▲実際に、すごく似合って大満足


 使ってみるとその良さがますますわかりました。落下防止という本来の目的も果たすし、赤子も、リングリィリングだけでなく、このおしゃぶりクリップをもおもちゃと認識して楽しそう。

 いくつかこれと同様のクリップも追加購入するか、と考えたのですが、いやいや待てよ、これも構造そのものはめっちゃシンプルですから、自作できるやん、と作ってみることにしました。

 ウッドビーズなどを使って立体的に作ることも考えてはみたのですが、ハイメスのが一つはあるし、結構かさばるので、自作は軽くて柔らかくてかさばらない布モノにしてみました。
 お手本は「ベラトゥーノマルチホルダー」なるおしゃれクリップです(大きく出たなぁ)。

 使った材料は、チロリアンテープ75cmくらい、いつ買ったかも思い出せないほどの巾着用の細い紐10cmくらい、「キーパークリップ」「フィッシュクリップ」などの名称のクリップ(100円均一でも「帽子クリップ」などの名前であるという噂)。

 作り方は…ほんとうに適当なのですが、一応書いておきます。
 とりあえずチロリアンテープを2つに折り曲げて、切れ端のほうをちょっとつまんで内側に折り込んで、そこにクリップを通した紐をしつけ糸でぬいつける。

▲クリップの形状によっては、紐は不要かも。
しつけ糸を出すのが面倒なら、まち針で止めるだけでもOK


 あとは、このはさんだ紐も含めて、テープの周りをダダダと端ミシン。

 クリップの反対側に、リングスナップを取り付けます。

▲はさみたいものがはさめる程度の幅にしてくださいな

 このリングスナップは以前に100均で見つけて、試しに買ってみたのですが、なかなか使い勝手がよくて気に入っています。トンカチで打ち付けるだけ(=縫わなくていい)なのに、なんだか既製品みたいな見た目に仕上がってくれます。


▲できあがりラブ


 作業そのものはものの30分ほど。
 その気になれば量産もできるので、バザーなどの出品物としてもいいかもしれません。

 また、今回はチロリアンテープを使ってみましたが、たとえばお気に入りの布を紐状に縫って使っても良いと思うし、綾テープや麻テープなどを使ってもかわいいことでしょう。ゴムを通して伸び縮みするタイプのモノも作ってみよう。

 見た目はかなり「ええやんええやん」という感じの仕上がりになったのですが、はてさて赤子の情け容赦ないハードユースに耐えてくれるでしょうか?しばらく様子を見て、問題点がありそうなら改善を考えます。ま、赤子が使わないなら、オットなり私なりが携帯電話や家の鍵なんかのホルダーとしても使ってもいいんだし、無駄にはならないことでしょう。


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