ちりめん山椒を乾燥中。竹皮で乾かしたらベストなのですが、とりあえず家にあるキッチンペーパーでOK。
 古都の人にとって、ちりめん山椒って、「なんとなーく家にあるもの」のような気がします。江戸の人のおうちには錦松梅が、イカの街の人のおうちには松前漬けがあるようなものでしょうか。いただきものだったり、自家製だったり、いろいろなんですけれど。

 とはいえ、備蓄していたものも尽き、折しもオットのお弁当シーズンにも入ったので、久々に自作することにしました。

 やっぱり自作すると、山椒の味がフレッシュでスパイシーでおいしい。作業時間にしてほんの数分の、とっても簡単なものなので、「これを売れたらぼろもうけだなー」と思うことも多々あります。でも実際にちりめん山椒が評判になってお店まで出された知人の話によると、梱包材の仕入れが大変とのことで、なんでもやっぱりお仕事にするには大変なんだなーと当たり前のことを思ったりもします。

 レシピはこちらです。どうぞご利用下さいませ嬉しい

 今日も朝から晴天。つつがなく今年の梅干しを完成させることができました。
 冷夏でどうなることかと思いましたけれど、この3日間の日差しは梅を干すのに充分でした。
 神様、今年も梅の実りと、お日様と、梅を干すことができる私の健康とを有難うございました。来年も元気に梅を干すことができますように。

 さて、今日は某所にて母校がらみの貴重な収蔵品を見せていただく機会がありました。
 前から存在は知っていたのですが、じっくり見せていただくのは実は初めてでした。
 母校にいたときには、見ようと思うこともそうそうなかったようなものですけれど、母校を離れて年月も距離も大きく隔たりができてしまうと、なんだか懐かしいような有難いような気持ちになるのは不思議なものです。しかし、私が古都を離れてイカ街に嫁いできたのがご縁で、こんな貴重なお品を見せてもらえることになるとは、人生とは数奇なものとも思います。

 しかし、私がイカ街にやってきて6年、母校と距離があるわりに、そしてこの街の規模の割に、やたらOB、OGの人と出会うことがあります。

 それに引き替えると、オットはイカ街にやってきて11年。オットもオットの母校と距離があることは差し引いても、オットはOG、OBと出会ったことがないようです。

 ふしぎ。

 つつがなく梅干し2日目。
 関西のような熱線までは期待できないものの、湿気がなくカラリとしているので乾きは良い感じ。最近の関西は異常な暑さで、実母いわく「3日も干してたらカラカラのパアやわ」らしいので、もしかして100年ほど前の関西の夏って今のイカ街の夏くらいだったのかしら、と思ったりします。

 このところ冷夏鬱だったのか、ご飯を作る気力も食べる気力もなかったのですが、今日は暑いなりに「ひさびさに作るでー」という気力がむくむく。久々にカレーをじっくり炊き込みました。んー夏っぽい。

 ついでにクッキーも焼き始めてしまったりしたので、狭いお台所がカレーのお鍋とオーブンの熱でムンムン。サウナのようになり私も汗だく。美顔効果とかあればいいのですが楽しい

 このところずっと天気読みをしていた私が、今日の朝刊の天気予報を見るやいなや外に飛び出したのを見て、オットは「ああ今日はうちの奥さんは梅を干すのだな」と思ったようです。

 干して3時間目。
 まだ気温も日差しも、予報ほどには上がらなくてやきもき…。

 今年はまだ、梅を干せずにおり、「梅漬」状態です。
 今年は、北の大地、冷夏なのです。

 天気予報とにらめっこをしては、「くわっ!」と暑い日が3日以上続く日を待っているのですが、それがなかなか…。
 今日も曇りという予報だったので、干すのは諦めていたのですが…そうかと思えば意外に晴れたりして、天気読みってほんと難しいと思わされます。

 たかだか素人の趣味の梅干し程度で、こんなに天候には振り回されるのですから、農家の人たちのご苦労を思うと、本当に大変な職業だなあ、お野菜もお肉もお魚も、もっと感謝していただかなきゃなあ、と思わされます。

 今週末くらいが、ちょっと暑い…かな。
 でも、梅がからからにひからびるほどの日差しはのぞめそうにないな〜。

 暑くなってきて、産直野菜もお安く買えるようになってきたので、昨年秋に冷凍庫に封印していたぬか床を解凍。今日からぬか漬けを再開します。

 夏野菜を見て思い出すのは、昔、家庭菜園にはまっていた頃の実母のことです。(←なんかこう書くと故人みたいですが、生きております)。

 ある農園を借りて、春先から毎日毎日車で通い、手間暇をかけて野菜を育て、それこそ夏にはこんなに同じ野菜ばっかりできてどーすんだ、というほどの量の野菜を収穫していたのです。

 が、ある年の夏、憑き物がとれたようにぱったりとやめてしまいました。

「あれ?今年はお野菜せーへんのん?」と尋ぬれば「毎日毎日精魂こめて野菜作っても、夏になったらお野菜安いやん?作る気なくなってん…」とのことでした。
 そりゃまあそうだ。そんなことを言っては素人菜園なんてやってられません。「お野菜を食べるというオプションつきのエクササイズ」だと思わなくては。

 上記の理屈って、私の、最近の手芸熱にも言えることなんですよね…。
 買えば安いものを、わざわざ材料を買いそろえ(この時点ですでに損得勘定でいうと負け)、時間と労力をかけて作って、多大な自己満足にすぎないのです。
 でも、ちび太郎のそばを離れることができない今、ほどよく時間を使うことが出来る趣味だから「これでいいのだ!」なのです。
 

 17日に届いた梅を熟させ、今日の午後から塩漬けを開始しました。
 ひとつぶひとつぶ、大事に大事に拭き拭きして、塩分は例年同様13%に設定。

 梅の神様、どうか今年も、私の梅ちゃんたちが美味しく漬かりますように、お力をお貸し下さいラブラブラブ

 今年も南高梅が到来!共同購入させていただいているS夫人、毎年有難うございます。

▲追熟中…
(参考)08年の梅


 当初、私の出産予定日が5月末だということだったので、今年は梅を漬けられるかどうか、お年始あたりから案じていたのですが、まさに案ずるより産むが易し(ちょっと違う)、ちび太郎が1ヶ月早くこの世に出てきてくれたおかげで、私は今年も元気に梅を漬けることができます。嬉しい。

 折しもNHK「きょうの料理」では、例年この季節には保存食特集をしてくれるので、月曜日に放映された土井善晴先生の梅干し作りをじっくり(お風呂テレビで入浴中に)鑑賞。イメージトレーニングもばっちりです。土井先生いわく「梅漬けをしているときの梅の香りは、本当に一年に一度だけ、この時期だけの幸福の香りです!」と仰っていましたが、本当に本当に、本当に、強く私もそう思います。

 嗅覚で呼び起こされるのは、昔、実家にいた頃に母親の梅干し作りの手伝いをしていた、もとい、させられていた頃のこと。雨が降ったら大騒ぎでざるを取り入れたり、古都のかんかん照りの日差しのもとで梅をひっくり返したり、子ども時代の私はその作業が面倒でならなかったものですが、今となっては懐かしく思い出されるので不思議なものです。ちび太郎も、もう少し大きくなったら、梅仕事を手伝ってもらうことにしましょう。

 ちなみに、「南高梅」の「南」は「みなべ」の南だとしても、「高」ってナニ?と思っておりましたが、オットいわく、「南部高校の『高』だと聞いたことがある」とのこと。実際、調べたらオットの記憶は大正解でした。へー。オットのうんちくはまだ続き、「JAみなべいなみは、全国で一番儲かっているJAらしい」とのことですが、これはほんとかな?ほんとっぽい気はしますが。


 4月2日に仕込んだ塩麹。今日で12日目です。

 お菓子を焼くときに、熱気が上がるオーブンの上部の方に置いたり、家の中の温かいところを探しては成長を楽しんでいたので、柔らかくなって嬉しいです。

 置けば置くほどまろやかなお味になるようですが、そろそろお味見も待ちきれないので、今日茹でたゆで卵を漬けるべく大さじ2ほどを拝借。

 明日のお弁当が楽しみです楽しい


 これまで、塩切り麹というと、お味噌や三五八漬けを仕込むときのもの、というイメージが強かったのですが、cookpadの話題のレシピにて、調味料的にも使えることを知ったので、それ用に育成してみることにしました。

 ただいま、仕込んで5時間ほど。
 これから発酵してもらって、ええ仕事してもらいますわ。


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