お客様ラッシュが去り、ようやくひとごこちつきました。いい加減外食癖を元に戻さないと…
今度のイベントは帰省になるわけですが、そろそろ準備を始めねばなりません(とくに私)。帰省の目的が法事なだけに、法事当日は派手なネイルはできませんが(したとしてもベージュ一色塗りくらいかな)、その後にお友達のお家におよばれして焼肉をして遊んだり、家づくり関係の設計士さんと打ち合わせたり、周辺機器メーカーの選定などに入ったり、というイベントもあるので、そうなると素爪ではイヤだ。
マニキュアやファイルなど、一式を取りあえず持って帰ることも考えたのですが、待てよ、と思いついたことがありました。それは立ち読みしたVoCEの「美人画報増刊号」みたいな特集。安野モヨコが「最近は忙しいときには黒崎えり子さんプロデュースの
『エリコネイル』チップを愛用している」みたいなこと言ってました。そっかー、チップかー。
チップというと、実は私には苦い思い出があります。自分の結婚式の時、独身時代からお世話になっていた京都のサロン「
我夢」さんで、ブライダルエステもネイルもお願いしていたのですが、「式が終わっても使えますよー」とのサロン主宰・紺野女史よりのアドバイスで、自爪へのカラーリングではなく、チップを作ってもらうことになりました。さらに「グルーでくっつけちゃうと再利用できませんけれど、強力粘着のテープだと、うまくはがして再利用できますよ、どなたかお友達の結婚式なんかに出席するときに使うと便利ですよ」なんていうアドバイスにもホイホイそのとーり!と乗ってしまって。
いざ、式当日。挙式と披露宴はとある会館で行ったのですが、お支度は
京都ロイヤルホテルの美容室でしてもらいました。髪型を整え、お化粧もしてもらい、そしてネイルも、我夢さんのアドバイス通り、粘着テープでチップを爪に取り付けてもらい…、いざ、ドレスを着せてもらう!という段になって。
「そやそや、ドレス着たらおトイレ行かれへんよになるし、今いっとこ」
と思ったのが運の尽きでした
トイレで、なんと!爪につけたチップが便器に落ち、反射的に水を流していたせいで、みるみるまにチップが吸い込まれていくではありませんか。あああああ、チップが、せっかく作ってもらったチップが!!
悪いことは重なるもので、寄りによって落とした爪が左手の薬指。結婚式のハイライトで皆の注目を浴びる指のチップです。
ふつー、この指にだけネイルするひともおろうに。まして素爪で一生一度の晴れ舞台に出るだなんて!!!
と、花嫁御寮は何故泣くのだろう、ではありませんが
、チップが流れたことにボーゼンと涙を流し「どうしょう…チップ、流しちゃいました…」と美容室のスタッフさんに告げました。
しかしさすが、ロイヤルホテルの美容師さんです。むげに騒ぐこともなく、ホテルに入っているネイルサロンのネイリストさんを呼んできて下さり、応急処置として、左手の薬指にだけ自爪アートを施してくださいました(他のチップとほぼ色もデザインも揃えてくださって、プロのワザを感じました…)。まあ、そんなこんなで、式は滞りなく済んだわけなんですけれども、あまり良い思い出ではないですよね
ましてそのチップ、花嫁仕様のバリバリファンシーなお花つきフレンチだったので、なかなかその後、使い道が無くて、タンスの肥やしと化しています。ああ、ほんと、ケチらずに、グルーでしっかり取り付けておけば良かった。再利用しようなんて欲目を出すんじゃなかった。
話は長くなりました。
まあ、そんな思い出話を後日、元エステティシャンの友人に話すと「グルーで取り付けても、うまくはがせば何回も使えるよー」とのことで、じゃーまた、いつの日かチップを試してみるかなあ、なんて思っていた矢先だったので、安野モヨコの話を読んで、旅先や帰省中など、なかなかじっくりネイルできない時にこそチップを使えば良いのかな、なんて、今回、初めて
チップを通販で買ってみることにしました。全指10本セットで1500円くらいなら、まあ失敗しても勉強代と思えるでしょうし、こわごわながら自分でファイルしたら、うまく爪にフィットするかもしれませんしね。サロンに持ち込んで修正してもらっても良いし。
また、商品が届いて「使え」そうなら、ご報告しまっす!