今日は久しぶりにお着物を着ておでかけしました。まだ数日早いものの、お休みだし、お天気もよかったので、写真館さんにて赤子の100日祝いを撮影。

 昨年の秋に中の人の存在がわかってからは一度も機会がなかったので、おおかた1年以上着物を着ていなかったことになります。こんなに着物を着ていない時間があったのは、考えてみたら人生で初めてくらいかも…。
 小さいときからなんだかんだ週に一度はお稽古着として浴衣なりウールなりは着ていましたし、大きくなってから、特に着付けの免状をいただくときには、その課題が「畳んだ状態から二重太鼓までを10分で着装」だったので、素早く着るために、一日中、着たり脱いだり脱いだり着たり、というお稽古を繰り返ししていたし(手のひらの皮がむけるほどだった…)、日常生活でどういう動作をしたらどういう場所が着崩れるかを知りたくて、着物を着てあれやこれやの家事に取り組んでいたことも。

 なので、「着ないブランク」がこれだけ長期間あると、身体が着物に添わないんだよねえ、という予測はしていました。準備運動がてら、先日、七夕の際に浴衣を着ておでかけしたりしてみましたが、それっきり…。

 案の定、昨日から今日着る着物の準備をしはじめたせいもあって、着ようと思っていた色無地に合う裄の長襦袢が見つからなくて大騒ぎする羽目になったし(何故か古都の家にあった…持って帰った覚えはないのに何故?)、着付けの際にも、なんとなく勘が鈍ってるし、着たときの動きもぎこちない…。

 まあ、今日の写真の主役は私じゃなくて赤子やもん、そやしええねんもん、と開き直ってはみましたけれど、つくづく反省させられます。

 なにせ、私が人様に着付けのコツをお教えする機会があれば、いつも言うのが「着る日までにゆとりをもって着るものや小物の準備をしておくこと」「できれば本番までに着てみて練習しておくこと」「普段から着物を着て、着物を着たときの動作がぎこちなくならないようにしておくこと」ですからねえ…。なんていうか…、自分の口から出る言葉に、自分の耳が痛む、そんな感じがします。

 体型も元に戻りつつあるし、中の人も外に出てきてくれたので、これからまた、頻繁に着物を着る機会を作ろうと思います。あ、赤子によだれをたらされても困らない着物でねたらーっ

 着物箪笥の空気を入れ換えがてら、次の結婚記念日の記念撮影(毎年、お着物を着て、写真館で撮影してもらっています。記念にもなるし、毎年の年賀状にも使えるし、万が一の時の遺影としても想定)にはどの着物を着ようか、あれやこれやとコーディネートを考えておりました。
 まだ袖を通していないものも意外に多いな…、と、たとうしを開けては、顔に合わせてみたのですが…なんだか重厚なものばかりで、私が衣装負け。これを着こなすには、30代なんてまだまだヒヨっこ、今後も気を抜かずに研鑽して(笑)、美しい40代にならなきゃな、と気持ちを引き締めた次第。

 しかし、手持ちのものを見てみたところ、母や私の娘時代に誂えた明るい色のものか、さもなくば、上記のような40代以降も充分に着ることができるようなお着物が多い。30代のヤングミセス(っていういいかたもちょっとレトロだけど…)にちょうど良いお着物、というのが案外少ない。

 …もしや、実家のどこぞに眠ってやいないか。

 という淡い期待もこめて、そんなようなことを実家の母に尋ねると「アホなこと言いなさんな、私の30代の頃なんか、お着物なんかあつらえてるヒマも着てるヒマもあらへんかったんえ!あるわけないやん」と母、一喝たらーっ
 
 そっかあ…。

 確かに、父が脱サラをして夫婦で起業したのが30代の前半。経営に創作に忙しい最中、35歳で私を出産。乳飲み子を抱えつつ、30代の後半は同居の舅姑と市内在住だった実母の介護にも明け暮れていたわけで。確かに彼女の30代のころを想像するに、彼女史上、もっとも忙しい時代だったんだろうなあ、と納得がいきました。そうやって頑張って、40代以降、少しずつ良いお着物を揃えていったのでしょうね。

 彼女がそうやって汗水をたらして誂えたお着物を、いま私が何の苦労もなくホイホイ受け継いでしまっているのが申し訳なく思いますけれども、まあ、だからこそ大事に着つつ、大事にメンテナンスしつつ、後世に(できれば自分に娘を授かることができたり、息子がお連れ合いを得たり、あるいは子どもが授からないのならば、適切なひとに)渡して行かなくてはねえ。責任重大。

 20代から40代の間に着ることができるブリッジアイテムがほしい、などと軽い気持ちで電話したところ、私が、母世代から、私の次の世代へのブリッジたれ、と説教をされてしまいました。ははは。

 ともあれ、そんなこんなではありましたが、ユニクロ服すら買いしぶる、公務員家庭のつましい主婦の私をあわれんでか「…そういえば、まだ仕立ててへん着尺があったかもしれへんから、ちょっと待っときよし」と言い出してくれました(笑)。やっちゅー!

 

 今日は夜、お茶のお稽古だったので、ひとえの紬を出してきました。これ、母が同業者のどこかの方から「すごく安かった!」とイイお取引をしてきたものらしく(そんなこんなで、我が家では反物は、自分の好みなどは無視され、親たちが「どこからか」ゲットしてくるもので…)ひとえに仕立ててくれていたのですが、どうも紬でひとえ、って着る時期を逃しがちでした。お稽古ごときにしつけをほどくのもなあ…、とは思ったのですが、せっかくあるものは着てあげないとね、とも思い、お初に袖を通しました。
 普段、あまり私の着るものには関心を示さないオットも「あれ?こんな着物見るの初めて。かわいいねえ」と気づいてくれましたラブ

 見た目、すごく黄色が強い気がしていたのですが、着てみると、案外しっくりとくる卵色。手持ちの帯揚げと帯締めもよく合って、これまで着ずにいたのをちょっと後悔。
 着物って、見るのと着てみるのとでは本当に違うなあ、とつくづく思います。洋服よりも、同じ色が続く面積が広いせいだと思うのですが…。これから色無地を染められるようなことをお考えでしたら、ぜひとも、カラーコーディネーターさんに同行して頂いて染め屋さんに出されることをお薦めします。仕上がりの満足度が、全然変わりますよ嬉しい

 一昨年、昨年は母の若い頃の小振り袖(袖丈が60cmくらいのもの。いまどき珍しい丈です)を着ていたので、今年もさすがに同じものはちょっとな〜、と思い、年末、迷っていました。

 手持ちの訪問着は、色も淡く、正直ものすごく良いものなので(←多分買ったらめっちゃ高いと思います…親の仕事関係ルートで流れてきたものなので市場価格は不明猫)、雪国のお正月にこれを着て初詣くらいしか行かなかったらもったいないし、雪はねなどによる汚れが怖くて一歩も動けない。万が一汚れたら、クリーニングに一万円くらいかかってしまう。

 そうなると、パーティ用として買った、振り袖かなあ…

 とか思い、ミントグリーンのお振り袖を着ようか着るまいかひときしり悩んだというわけです。

 ミセスのお振り袖着用シーンに必ずと言って引き合いに出されるのが、まだお子さまのいらっしゃらなかったころの秋篠宮妃殿下が園遊会か何かでお振り袖をお召しになっていたこと。海外からの賓客にひざまずいてお振り袖姿でご挨拶をされていたのが印象的でした。その際、皇室ファッション評論家みたいな人が「ミセスでも20代でお子さまがいらっしゃらなければ、パーティなどにお振り袖をお召しになるのは華やかでよろしゅうござんす」みたいに仰っていて、若かった頃の私も、そうかあ〜、と納得したんですが。

 でもやっぱり、ミセスになると振り袖は躊躇われます。妃殿下のようなご身分ではないし、外国からの賓客よりも、常識ある日本人からの指摘があることのほうが考えられますししょんぼり

 昨年も、友人の結婚式があった折りに、季節も良い具合だったし、このミントグリーンの振り袖を着ようかどうしようかぎりぎり直前まで悩んだのですが、新婦のお母様がお茶とお花の先生をされていて質素堅実を旨とされている家風だったこと、また、そういうご来客が多そうだったこと、そして何より決めてとなったのが、花嫁の衣装が振り袖ではなく訪問着だったことで、「…やっぱやめとこ」と、色味抑えめな訪問着を選んだのでした。

 そんなこんなで。
 結局、今年のお正月はカジュアルめなお着物をチョイス。

 お友達のご家庭におよばれしての年越しには、ポリエステルの小紋に帯を飾り結びで。
 今日のお年始まわりには、バラの模様の紬と、同じくバラの模様の袋帯で。

 多分お正月の間はずっと着物だと思うので、またいずれお写真を掲載します桜

 4月からはじめた和裁教室で、6月までで単衣の着物を縫いましたが、その第二弾として、長襦袢ができました拍手イエーイ。10月からはちょっと金曜日に用事ができたので、しばらく和裁はお休みします。だから、最後のお稽古日だった今日、なんとか仕上がったので嬉しいてれちゃう


 素材は東レのシルック、鱗模様です。明るい卵色。こういう模様のはっきりしたおしゃれ長襦袢はこれまで持っていなかったので、嬉しさ倍増。この冬はこれを着倒しますチョキ 長襦袢は汗を吸うから、やっぱりお家で洗濯できるポリエステルが便利。でも安物だと、静電気が起きやすいのでご注意を。お洗濯の最後に,お酢をちょっとたらすといいですよ。お酢の香りは干している間に飛びます。

 さて、最近、今通っているスポーツジムをやめて、違うところに移ろうかなあ、と検討中です。今のジムの何がイヤって、子どもがウルサイのがイヤ。ウルサイ子どもを監督できない親が多いのがもっとイヤ。あと、密かにストレスなのが、声の大きいオバサンが多いこと。更衣室でのそういうオバサンのおしゃべりの様子を見ていると、ちょっとした同性嫌悪というか…。私は、こういうオバサンには、なりたくないなあ…、という反面教師にしているつもりなんですけど、できれば接したくないものですパクッ

 で、昨日、お知り合いに教えていただいたジムを見学に行ってきました。意外なところにあった。建物もきれいだし設備も新しい。何より嬉しいのが、子ども連れはジム使用禁止ってところひらめき プールはついていないけど、私、お腹が冷えやすいからあまりプールは使わないし、それは問題なし。プールがないだけに若い人の利用が少なく、落ち着いた年配の方が多そうなのも、雰囲気が荒れて無くてイイ感じ。

 ただ、今のジムのフリーパス券もまだあと2ヶ月分ほどあるし、オットなど入会したばかりでもあるし、もうちょっと様子を見るかなあ。でも、いいところを知れました聞き耳を立てる T夫人、教えて下さって、ありがとうございましたラッキー

 オットが「京都に帰ったらさあ、舞妓さんのかっこうして写真とるのんやってみたい!」とか言ってる。イヤだ、そんな観光客みたいなこと〜!
 なんでも、お隣の研究室のI先生が、奥様と京都観光をされた際にそんな記念写真を撮影されたようで、それに影響されてのことのようです。とほほプシュー

 そんなオットに、そういえば、と思って見せた写真が、i子の女子高生時代の恥ずかしい写真ですおはな 見てみたいですか?恥ずかしいなあ。もう10年も前の写真だもーん。
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